「日本酒って悪酔いするしまずいよ」という声をよく聞く。
少なくとも、私の学生時代の友人には日本酒を好む人は少なかった。
今の時代、日本酒と縁がない学生はかなりの人数にのぼるのではないだろうか。
「日本酒は嫌いだ」と言い切られてしまったら個人の好みであるし、それまでなのだが、
もっとみんな日本酒が好きになればいいのに、という一言で筆を置こう。
少なくとも、私の学生時代の友人には日本酒を好む人は少なかった。
今の時代、日本酒と縁がない学生はかなりの人数にのぼるのではないだろうか。
「日本酒は嫌いだ」と言い切られてしまったら個人の好みであるし、それまでなのだが、
個人的に日本酒を好まない人の多くが「いい日本酒を飲んだことがないのでは」と感じる。
そこで自分が京都で購入することにしているおすすめの酒蔵と日本酒をあげておきたい。
それは京都・伏見の酒蔵「齊藤酒造」である。
齊藤酒造「一吟」「井筒屋伊兵衛」
ここは全国新酒鑑評会歴代一位の14年連続金賞受賞している酒蔵である。
その純米大吟醸酒「一吟」と純米大吟醸酒「井筒屋伊兵衛」が私の一押しの日本酒だ。
味を言葉にする文章技術がないため、他の人の言葉を借りつつ紹介したい。
■ Fumio OGUNさんの日本酒の批評
開栓した。酒はすっきりと無色透明だ。まず「上だち香」は、常温で揮発する成分の匂いだという。好みの吟醸香だが、あいかわらず表現に悩む。
やっぱりこのお酒、キュッと冷えているよりも常温に近い方が香りもいいし旨みを感じる。昨夏は、冷えていたのであっさり感が強かったのではないかと思う。ラベルに「淡麗辛口」とはあるが、感覚的に、そんなに辛口とは思えない。冷やせば淡麗辛口に近いが、常温だと味のある、いわゆる旨口といったところではないかと思う。純米大吟醸「井筒屋伊兵衛」三割五分磨き批評
猪口だったが、口元にもってきたときから違った。いい香り。うーん、これ、これを待っていた、という吟醸香。口に含むと、「味がある」とでも言えばいいのか、あっさりではなく、うま~い。追加してよかった、というお酒だった。
栓を開ける。少し香りがこぼれ出る。う~ん、これや。コップに注ぐ。淡く黄みがかっている。改めて香る。これこれ。口に含む。おっと、すぐに喉に落ちた。喉ごしもいい。ん? 後味が心地いい。ほんのりと、キャラメルを食べたあとのような香りがする。こんなのは初めてだ。
2本を買ってみて比較飲みをしてみた。
個人的には後者の方が味が濃くてお米本来の甘さがするように思われて好みだった。
私は日本酒ほど日本人の舌に合うお酒はないと信じている。
日本酒は「甘、辛、酸、苦、渋」の五味が微妙にからみあい、
個々の酒の風味が作り上げられている。その個々の酒の違いは千差万別だ。
この日本酒が持つ独特な五味のおかげで、
その日の雰囲気や体調さらに料理に合わせて飲み分けができる。
日本酒ほど四季の移ろいにあわせて趣き豊かに飲める酒はない。
もっとみんな日本酒が好きになればいいのに、という一言で筆を置こう。
価格競争を避け、商品概念と流通構造を革新して、強いブランドを作り上げた朝日酒造の
純米大吟醸酒「久保田」の戦略も面白いので、興味のある人は下記論文をおすすめする。
■論文:松尾陸,高橋克義(2012)『脱コモディティ化と「久保田」ブランドの構築 : 朝日酒造株式会社』、「マーケティングジャーナル」第31巻4号,p.p.97-109.
純米大吟醸酒「久保田」の戦略も面白いので、興味のある人は下記論文をおすすめする。
■論文:松尾陸,高橋克義(2012)『脱コモディティ化と「久保田」ブランドの構築 : 朝日酒造株式会社』、「マーケティングジャーナル」第31巻4号,p.p.97-109.
■参考:蔵元紀行「齊藤酒造株式会社」
http://www.kuramotokai.com/kikou/49
http://www.kuramotokai.com/kikou/49
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