プレゼンテーションのやり方として、素晴らしい記事を見つけたので引用。
http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50440548.html
マイクロソフトの西脇さんのMIJS会員向けエヴァンジェリスト養成講座の要約。
実用的な部分を特にピックアップして自分へのメモに。
■ 何を伝えるのか一番最初に決めなければならないことは、何を伝えたいか。伝えたいもの、伝えたいことを決めるのが最初。メッセージが伝わらないとプレゼンテーションは失敗。
・誰に、いつ、どこで、なぜ、誰が、どのように
伝えるのか。伝えたいことが複数ある場合には必ず順位をつける。これができていないプレゼンテーションが多い。例えば急に時間を短縮することになった場合に、伝えたいことに順序が決まっていないと全体を短縮しなければならなくなったりする。
■ 人数によって構成は変わる相手が少人数の場合には視点を誘導しやすいのでスライドの情報は多めに、相手が大人数の場合には簡潔で情報量の少ないスライドが有効。また、相手が大人数の場合には視点誘導のテクニックが必要で、動画なども効果的。「印象」を与えるのが重要。
よく、どのくらいの人数のプレゼンテーションが一番緊張するか、と聞かれるが、100人前後が一番「考える」。100人くらいだと相手が見えるので、寝ている人がいると大変心苦しく思う。
■ プレゼン資料の構成必ず次の5種類の言葉で始まるスライドを入れるようにする。
・「最近は」、「そういえば先週」ではじまる「親しみやすい共通の話」・「本日は」ではじまる「こちらのペースに誘導する話」・「ところで」ではじまる「意外?!と感じさせる話」・「具体的には」ではじまる「へ~、と興味を持たせる話」・「まとめますと」で始まる「なるほど、と納得させる話」
プレゼンテーションは必ずドラマにするようにする。
お勧めしたいのは次のような構成。
・会社紹介、自己紹介、世間話、課題提起、ホラーストーリー、解決策、デモ、効果、比較、具体例、まとめホラーストーリーがあると危機感を共有しやすい。クライマックス(インパクト)をどこにするかも重要。流れを考える準備がとても大切。プレゼンテーションは(女性視点での)デートと同じ。過程が必ず評価される。また、プレゼン資料には裏表紙(最後のページ)も必ず作る。会社のロゴマークや空白のスライドで良い。また、「良い変化」は必ず右肩上がりで表現する。アニメーションは多用しない方がいい。
■ プレゼンテーションの視点と言葉遣いのマジック例えばリンゴについて説明するケースでは、次のように視点によって表現が変わってくる。
・自分視点: 新種のリンゴをお届けします・神様視点: 新種のリンゴが届けられます・顧客視点: 新種のリンゴが味わえるんです
プレゼン中で一回でいいから顧客視点の言葉を使うようにする。
発言の細かな所。■1分間に3つ以上の数字を織り交ぜた発言を一回はする。おおよそ、ではなく実数を使う。「数年前」ではなく、「6年から7年前」
■対象者の視点で数字を使う。「本日来場いただいているぐらいの人数で」「みなさんと同じくらいの経験豊富な年齢の方が」「みなさんがお休みになるくらいのお時間には」
■名詞は必ず副詞・形容詞などで修飾する。「皆さんは」→「お忙しい中ご来場いただき、真剣なまなざしで聞いていただいている皆さんは」
■体言止めを使う。「我々はこうやって危険性を指摘してきたのです」→「我々が行ってきたのはとても重要なことです、そう、危険性の指摘」
■質問と回答を使う。「我々はこうやって危険性を指摘してきたのです」→「我々が行ってきたのは何だったと思いますか?、そう、危険性の指摘」
■魅力を最後にする。「我々は素早く完璧な危険性の指摘をしてきたのです」→「我々は危険性の指摘をしました、しかも、素早く、そして完璧な」」
■ 進行形表現参照元のサイトはさらに細かに講演をまとめられているので確認してください。
デモンストレーションでは過去形の言葉は使わず、進行形の表現を使う。「表示されました」ではなく「表示されます」。
自社の製品なら次の動作がわかるはずなので、動作の前に何が起こるかを説明する。その方が速く動いているように見える。
スライドについても、次のスライドで何を説明しようとしているのかを先に話す。そうすることで、PowerPointがリードするプレゼンではなく自分がリードするプレゼンになる。資料についても「今、お手元にお配りしました」ではなく「今、お手元にお配りしております」、「今、皆様の手にとっていただいております」(+顧客視点)「今、それぞれの皆様の手にとっていただいております」(+修飾)。
http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50440548.html