2013年1月15日火曜日

これが外資系戦略コンサルタントが提供するアプリだ!~iPhone/iPadアプリ「朗読少女」。

昨日の記事「ガルシアへの書簡」について、
調べ物をしている際に色モノアプリが検索にかかった。
気になって見てみると「朗読少女」というものらしい。


「朗読少女」


制服を着た少女があなたのためだけに本の朗読をする「読書エンターテイメントアプリ」
公式HP: http://rodokushojo.jp/site/

『朗読少女』は、オトバンクから発売されているiPhone、iPadアプリの製品名。朗読部に所属しているとの設定の女子高生キャラクター「乙葉しおり」が小説などの書籍を朗読してくれる。音声合成ではなく、声優(ささきのぞみ)の収録した音声を使用している。また、アイテムを追加することで羊を数えてくれるなどの機能を追加することができる。本体アプリはapp storeのブックカテゴリで無料で入手することが出来、追加で有料の専用電子書籍コンテンツを購入する形態。ー出所:Wiki


オーディオブックの文化が根付いて来なかった日本でも、
ニッチなファンのいる声優×アニメを組み合わせれば市場を開拓できるのか。
版権の切れた著作物を使っていけば、なんとか事業化できそうな気がするな。

と、関心しながら運営する会社を見やる。
オトバンク社というのか…と概要を見るうちに役員一覧を見て驚いた。

代表取締役会長 上田 渉 
代表取締役社長 久保田 裕也
取締役 瀧本 哲史

え、私の高校のOBの方がいらっしゃる…。
その上、「僕は君たちに武器を配りたい」という本で有名な瀧本氏が取締役なのか…。
※取締役の瀧本氏は元マッキンゼーの人なのでブログタイトルに偽りはない。

また、コンサルティング会社出身の人の運営される会社だと、心なしかセグメントのターゲッティングや収益構造がわかりやすいモデルを堅実に歩まれている気がしてならない。

オトバンクの名のとおり「音を預かり、多様なメディアに配信し、運用益を音源権利提供者に返す」というビジネスモデルは音源権利者も損はしにくく、流行るかわからないオーディオブックへの進出の促進になる。また「DRM」などの配信に関わる他の事業も外販し、「書籍プロモーション」などの既存設備でできる事業への取り組みなど、身軽に機会を逃さない経営を行なっている所も興味深い。そのうえ、B to Cによる間口の拡大として「アプリ関連事業」を行い、オタク系という熱心な顧客層を獲得している。そしてアプリを、コミック化、小説化、インターネットラジオ番組の配信、イメージソングCDの発売、学習用書籍とのコラボレーションなど、メディアミックス展開を図っており、この速度と展開は圧巻だった。

色モノアプリとの出会いだったが調べてみると色々と面白いこともあるものだ。
私は、iPhoneを持っていないためご縁のないアプリであるが、色々と考察を深めたい。



■朗読少女についての参考記事
アスキードットジェイピー
声優のささきのぞみが生朗読! 「朗読少女」発表会
アニメ少女キャラが名作文学を朗読――オトバンク、iPhoneアプリ「朗読少女
オーディオブックが電子書籍の可能性を開く!
美少女が名作を読んでくれる「朗読少女」のブレイクぶり

0 件のコメント:

コメントを投稿